「馬酔木」


2018.5.2
磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど
見すべき君が 在りと言はなくに

岸辺に咲く馬酔木の花を手折ってはみたけれど、一緒に見て欲しい人はもうこの世にはいない
大切な人を亡くした孤独感、寂しさが非常に伝わる一首です。

今年の初め、私が担当しているご利用者様のご主人が永眠されました。
いつも笑顔で明るく、和歌や花を愛するご主人。
夫がどんなに変わっている人か、いつも笑顔でお話してくださる素敵な奥様。
90歳を超え、お互い尊重しあう素敵なご夫婦でした。

奥様は笑顔が消え、毎朝涙を流し、起きるのも辛い、生きることがつらい…と訴えが数か月続きました。

しかし最近、ご主人が撮りためた花の写真を、PCで整理印刷し、飾ることを始めました。
夫が大切にしていた花を、夫と一緒に見るために。

「大切にしていた花の写真だから、整理してあげなきゃ。
夫の大切な庭の花木、近くで見たいわ。
またやることができちゃった」と、悲しそうに、でも笑って話してくださいました。

奥様に新しい目標を残してくださったご主人。

夫婦と子供と過ごした”大切な家で過ごす”ために、訪看スタッフとしてどう支えとなれるか、
リハビリを行うお部屋に飾られたご主人の写真を見る度、責任の重大さとやりがいを感じます。

そして、思うことがもう一つ。

私が居なくなった後、妻はこんなに想ってくれるだろうか…
もっと妻を、家族を大切にしなければと危機感を覚える今日この頃。 



奥沢 理学療法士 主任 I上

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